セミナー2009/10/30
登録者対象 通訳キャリアアップセミナー「社内通訳という仕事」 レポート
セミナーの内容は「キャリアアップサポート」ページをご覧ください。
2009年10月24日(土) 通訳者としてのキャリアパスのヒントを得る機会として通訳キャリアアップセミナー「社内通訳という仕事」を開催、現役通訳者と同じテーブルにつくアットホームなセミナー形式で行われました。
海外から一度帰国し、次にどんな仕事をしようかと探していた時に、友人から半日の通訳の仕事を頼まれました。海外から帰国したばかり、という勢いもあって引き受けましたが、英語を日本語に直す、日本語を英語に直すということを経験したことが無かったために、当然上手く訳せるはずもなく、ショックな結果となってしまいました。そんな結果にも関らず、お客様から次も機会があれば引き受けて欲しいという言葉をいただいた嬉しさと、こんなに難しい通訳というものに挑戦してみよう、と思ったのがきっかけでした。
最近はバイリンガルや、海外の大学を出られた英語が堪能な方が会議に出席されているケースが多いと思うので、通訳を始める前にどんなニーズがあるかを確かめることが大事だと思っています。そこで、例えば英語から日本語はいらないけれど、日本語から英語をサポートして、などという指示があれば、基本その要望に応えた通訳をしています。ただ、どうも話が通じていないということを感じた場合などは臨機応変に対応するようにしています。 また、小さい部屋で一対一でのお話から4人くらいの小さい会議であれば、必要ありませんが10人くらいなどの大きな会議になってくると、遠くに座った方にも聞こえるようにということで簡易装置を使用します。また出席者の中にバイリンガルの方がいる場合は、通訳者の声が邪魔にならないよう遠くに座っていただくような心配りをしています。
~SBCより~ 特に社内通訳では、現場が通訳に慣れているかいないかで、通訳者としての役割がひと味異なってきます。例えば、簡易装置があれば、声を張り上げる必要もなく、相手にとっても聞きやすく、より精度が上がると考えた場合、簡易装置の導入を通訳者から企業側へ働きかけていくなど、自分で通訳環境を整え、パフォーマンスの向上に繋げるということも必要かもしれません。そのためには、どんな状況において簡易装置が有効なのかを知っておく必要があります。
ということで、実際に簡易装置を使用して酒井さんによる英日・日英の通訳パフォーマンスを会議参加者として体験。
パフォーマンスを聞いた参加者より通訳時の「頭の中のエネルギーの使い方」について質問が出ました。酒井さん自身は 日英 聞く:話す=4:6/英日 聞く:話す=7:3 とのこと。日英の場合には、母国語なのでinputはスムーズ、英語でのoutputに注力し、英日の場合には、聞くことにより集中する、ということですね。皆さんはいかがでしょうか?
まず言えるのが、社内通訳は先を読みやすいということです。今月はどんな会議があって、どういったスケジュールになるのか、また、収入がどれくらいかということが分かります。フリーの方と組んで通訳に入ることもありますが、フリーの方はご自身の空いた時間を使って勉強してその場に臨まなくてはいけません。一方、私はその企業にいながら資料を読んだりすることが出来ます。且つ、社内通訳の場合には状況が見えていて、こういった方々のためにこういった会議をするというのがイメージできます。 社内通訳をやっていると失敗することはたくさんあって、完璧に出来る会議はあまりありません。ものすごく落ち込むこともありますが、次のチャンスを得ることが出来ます。その人の会議で失敗しても挽回できる機会があるかもしれないのはとても有りがたいことです。 その方のために通訳をする、その人がスムーズにコミュニケーションをとれるようにお手伝いが出来る、ということが社内通訳の最大の魅力だと思います。
社内通訳のプロである酒井さんのお話を聞けてとてもためになりました。外国人付秘書というポジションながらも、社内会議に通訳として呼ばれる機会をもらっているので、色々と疑問を抱えていましたが、直接酒井さんにお答えいただくことが出来てよかったです。 その中でも通訳は「スピーカーの言葉をそのまま訳すこと」という思いがありましたが、必要と状況に応じては確認をいれることも大切ということを聞いたのは役に立ちました。また、会議後に分からなかった単語を周りの人間に聞くことが出来るという社内通訳者のメリットも認識することが出来たので、今の環境を最大限に活かしながらお仕事と通訳に邁進しようという気持ちになりました。 (外国人付き秘書として就業中のスタッフより)
意見交換のような形で協議ができたことや小規模だったこともあり、酒井さんのすばらしいお人柄を感じることができるなどそういった細かな点も満喫できたことが非常に良かったです。私は、自分の今していることの立ち位置の確認という意味もあって参加させていただきました。一人よがりになっていないか、他の社内通訳の方は何を感じ、どんなことをしているのか、先輩の意見を聞くことによって、今後の業務に活用できる材料がないかと考えていた次第です。結論として、思ったのは、通訳はやっぱり人と人のつながりの中にある仕事なんだなということです。 (プール制通訳・翻訳チームにて就業中のスタッフより)
社内通訳には大変興味があった事と、自分も将来社内通訳になりたいと 思っていた私にとってセミナーの内容はとても刺激になりました。実際に機械を使った通訳の実演を体験させて頂きましたが、酒井さんのパフォーマンスに鳥肌が立ち日々の見えない努力の賜物だと感じました。 参加者の方々で実際に社内通訳として活躍されている方の疑問、悩み等に酒井さんが丁寧に答え、それをまとめて次の話題を引き出してつなげて行く進行もスムーズだったと思います。 人数的にも多すぎず少なすぎず、一人一人の参加者に話を向けて下さる配慮がとても気持ちよく感じました。今回は大変勉強になりました。ありがとうございました。 (通訳専門訓練中のスタッフより)
今回スピーカーの酒井さんは社内通訳者として活躍をされていて、参加者のみなさまの先輩のような存在。セミナー中に出た疑問に対して参加者同士で話したり、酒井さんのお話に共感して参加者一斉に頷くような場面もあって、楽しく和やかな雰囲気の1時間半でした。 今後も皆さまに興味を持っていただけるようなテーマでの開催を目指しています。次回は1月頃を予定しておりますので、WEBでの告知をお楽しみに!
セミナーの内容は「キャリアアップサポート」ページをご覧ください。
2009年10月24日(土) 通訳者としてのキャリアパスのヒントを得る機会として通訳キャリアアップセミナー「社内通訳という仕事」を開催、現役通訳者と同じテーブルにつくアットホームなセミナー形式で行われました。
酒井さんスピーチ(一部抜粋)
通訳者になったきっかけ
海外から一度帰国し、次にどんな仕事をしようかと探していた時に、友人から半日の通訳の仕事を頼まれました。海外から帰国したばかり、という勢いもあって引き受けましたが、英語を日本語に直す、日本語を英語に直すということを経験したことが無かったために、当然上手く訳せるはずもなく、ショックな結果となってしまいました。そんな結果にも関らず、お客様から次も機会があれば引き受けて欲しいという言葉をいただいた嬉しさと、こんなに難しい通訳というものに挑戦してみよう、と思ったのがきっかけでした。
社内通訳として心を配っていること
最近はバイリンガルや、海外の大学を出られた英語が堪能な方が会議に出席されているケースが多いと思うので、通訳を始める前にどんなニーズがあるかを確かめることが大事だと思っています。そこで、例えば英語から日本語はいらないけれど、日本語から英語をサポートして、などという指示があれば、基本その要望に応えた通訳をしています。ただ、どうも話が通じていないということを感じた場合などは臨機応変に対応するようにしています。
また、小さい部屋で一対一でのお話から4人くらいの小さい会議であれば、必要ありませんが10人くらいなどの大きな会議になってくると、遠くに座った方にも聞こえるようにということで簡易装置を使用します。また出席者の中にバイリンガルの方がいる場合は、通訳者の声が邪魔にならないよう遠くに座っていただくような心配りをしています。
~SBCより~ 特に社内通訳では、現場が通訳に慣れているかいないかで、通訳者としての役割がひと味異なってきます。例えば、簡易装置があれば、声を張り上げる必要もなく、相手にとっても聞きやすく、より精度が上がると考えた場合、簡易装置の導入を通訳者から企業側へ働きかけていくなど、自分で通訳環境を整え、パフォーマンスの向上に繋げるということも必要かもしれません。そのためには、どんな状況において簡易装置が有効なのかを知っておく必要があります。
ということで、実際に簡易装置を使用して酒井さんによる英日・日英の通訳パフォーマンスを会議参加者として体験。
パフォーマンスを聞いた参加者より通訳時の「頭の中のエネルギーの使い方」について質問が出ました。酒井さん自身は 日英 聞く:話す=4:6/英日 聞く:話す=7:3 とのこと。日英の場合には、母国語なのでinputはスムーズ、英語でのoutputに注力し、英日の場合には、聞くことにより集中する、ということですね。皆さんはいかがでしょうか?
社内通訳を選んでいる理由とその魅力
まず言えるのが、社内通訳は先を読みやすいということです。今月はどんな会議があって、どういったスケジュールになるのか、また、収入がどれくらいかということが分かります。フリーの方と組んで通訳に入ることもありますが、フリーの方はご自身の空いた時間を使って勉強してその場に臨まなくてはいけません。一方、私はその企業にいながら資料を読んだりすることが出来ます。且つ、社内通訳の場合には状況が見えていて、こういった方々のためにこういった会議をするというのがイメージできます。
社内通訳をやっていると失敗することはたくさんあって、完璧に出来る会議はあまりありません。ものすごく落ち込むこともありますが、次のチャンスを得ることが出来ます。その人の会議で失敗しても挽回できる機会があるかもしれないのはとても有りがたいことです。
その方のために通訳をする、その人がスムーズにコミュニケーションをとれるようにお手伝いが出来る、ということが社内通訳の最大の魅力だと思います。
参加者の感想
その中でも通訳は「スピーカーの言葉をそのまま訳すこと」という思いがありましたが、必要と状況に応じては確認をいれることも大切ということを聞いたのは役に立ちました。また、会議後に分からなかった単語を周りの人間に聞くことが出来るという社内通訳者のメリットも認識することが出来たので、今の環境を最大限に活かしながらお仕事と通訳に邁進しようという気持ちになりました。
(外国人付き秘書として就業中のスタッフより)
私は、自分の今していることの立ち位置の確認という意味もあって参加させていただきました。一人よがりになっていないか、他の社内通訳の方は何を感じ、どんなことをしているのか、先輩の意見を聞くことによって、今後の業務に活用できる材料がないかと考えていた次第です。
結論として、思ったのは、通訳はやっぱり人と人のつながりの中にある仕事なんだなということです。
(プール制通訳・翻訳チームにて就業中のスタッフより)
参加者の方々で実際に社内通訳として活躍されている方の疑問、悩み等に酒井さんが丁寧に答え、それをまとめて次の話題を引き出してつなげて行く進行もスムーズだったと思います。
人数的にも多すぎず少なすぎず、一人一人の参加者に話を向けて下さる配慮がとても気持ちよく感じました。今回は大変勉強になりました。ありがとうございました。
(通訳専門訓練中のスタッフより)
アンケート
セミナー事務局より
今回スピーカーの酒井さんは社内通訳者として活躍をされていて、参加者のみなさまの先輩のような存在。セミナー中に出た疑問に対して参加者同士で話したり、酒井さんのお話に共感して参加者一斉に頷くような場面もあって、楽しく和やかな雰囲気の1時間半でした。
今後も皆さまに興味を持っていただけるようなテーマでの開催を目指しています。次回は1月頃を予定しておりますので、WEBでの告知をお楽しみに!